海洋地球研究船みらいの画像当市は、北は津軽海峡に面し、南は陸奥湾を抱く、二つの異なる海域を持つ特異な形となっています。また、海上自衛隊大湊地方総監部や旧原子力船「むつ」の母港(大湊港、関根浜港)など海とのかかわりの中で発展してきました。
そのような中、平成7年に「むつ」から生まれ変わった海洋地球研究船「みらい」の運航をサポートするために海洋科学技術センターむつ事務所(現:独立行政法人海洋研究開発機構むつ研究所)が関根浜地区に開設され、さらには、(財)日本海洋科学振興財団むつ海洋研究所、日本原子力研究所(現:独立行政法人日本原子力研究開発機構)むつ事業所海洋調査研究室が大湊地区へ開設されました。また、平成8年にはむつ科学技術館が関根浜地区に開館するなど、当市内には海洋科学関連施設の集積が図られています。
これらを踏まえ、「新・むつ市長期総合計画」(平成13年度策定)においても海洋科学研究基盤の整備を掲げ、海洋科学に関連する更なる研究機関、産業の誘致に努め、国内外の多くの海洋学者、技術者が研究、調査にいそしむことのできる、米国ウッズホール海洋研究所のあるファルマス町のような海洋研究拠点都市をめざしています。
その中で、市が世界の海洋科学研究の拠点都市として発展していくには、国際社会の様々な分野において活躍できる、幅広い知識などを持った人材を育成していくことが必要だと考え、むつ市に新しいタイプの初等中等教育機関を置くための調査研究を行う専門委員(「むつ市初等中等教育機関研究専門委員」)として前八戸高校長(平成17年4月からむつ市教育長)の牧野正藏先生に、米国のチャータースクールを含めた、むつ市にふさわしい新しいタイプの学校の在り方等について、平成14年度、15年度の2カ年にわたり、調査・研究をお願いいたしました。

報告書では、初等中等教育を取り巻く現状・課題や最近の動向、教育特区やコミュニティスクール等、新しいタイプの学校構想の出現などを踏まえ、むつ市に導入したい学校のスタイルをご提案いただきました。
 この提案については、いろいろとクリアしなければならない課題が山積され、すぐには導入することは困難でありますが、将来へ向けての一つの指針として活用して参りたいと考えております。

「初等中等教育機関についての研究報告書(概要版)」