消費者トラブル情報第27号『イラク通貨(イラクディナール)の取引にご注意!』
最近、業者が「イラクの通貨(イラクディナール)をいま買えば、将来、円に両替したときに儲かる」と電話や戸別訪問、ダイレクトメールなどの方法で勧誘するといったトラブルが増えています。
ディナールはアメリカドルやユーロとは異なり、国内では極めて取引がしにくい通貨であるため、ディナールを購入しても円に換金することは困難です。業者の「絶対儲かる」などの勧誘を鵜呑みにするのは危険です。
事例1
業者から電話で「イラクからアメリカ軍が撤退すれば、ディナールの貨幣価値は20倍から30倍にまで上がる」「いま円をイラク通貨のディナールに両替しておけば、必ず儲かる」「選ばれた300人にしか勧めていない」などと、ディナールの購入を勧められた。その後、送付されたパンフレットを見たり、「希望すれば、すぐにディナールを円に両替する」と言われたこともあり、1口(25,000ディナール紙幣1枚)10万円の契約をした。約200万円を業者の指定する銀行口座に振り込んだところ、ディナール札が送付されてきた。その1ヶ月半後、お金が必要になったので「円に両替してほしい」と業者に申し出たところ、「今はできない」と断られた。だまされた気がする。
事例2
A社から「イラクの通貨、ディナールを持っていないか」との電話が何度かあり、その1週間ぐらい後からB社からディナールに関するダイレクトメールが届いた。その中には「手軽にハイリターンが期待できる」などと記載があった。その後もA社から「ダイレクトメールがあるはず。買値の40倍で買い取る」と連絡があったので、信用して転売しようと思った。25,000ディナールを1口として4口40万円分申し込み、A社に連絡すると「お金を振り込む日に、40万円の40倍である1,600万円を持って行く」とのことだった。約2週間後にお金が用意できたのでB社に振り込んだが、約束の日時にA社は現れず、電話をしたところ「担当者が現金を持ち逃げした」などと言われ結局買い取りは実行されなかった。生活費すべてを外貨購入に使いこのままでは生活できない。だまされたと思うので返金してほしい。
アドバイス
- ディナールについては現在、日本の銀行では取り扱いがないなど、国内では取引することが極めて困難です。ディナールを購入しても、円に再両替するのは非常に難しいのが現状です。
- 25,000ディナール紙幣1枚を10万円で購入しているケースが多いですが、25,000ディナールは為替レートでは約2,000円(平成22年6月時点)の価値しかなく、著しい暴利で販売されています。
- 業者の「必ず儲かる」「いつでも両替できる」などの甘い言葉を鵜呑みにせず、安易に儲け話に飛びつかないこと。
- 少しでも不審に感じたら、きっぱりと断ること。断っても執拗に勧誘されたり、断り切れずに契約してしまったら下記の相談窓口にご相談ください。
相談窓口
青森県消費生活センターむつ相談室
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むつ市中央一丁目1-8 県むつ合同庁舎1階
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