下水道と排水設備工事

皆さんは下水道とは何かわかりますか?
よくある問い合わせに「下水道からにおいがする。」というものがあります。当然私どもは、下水道課への問い合わせですので「場所」、「使用者」などを詳しく伺います。話を伺っていると下水道供用区域外であり、どうも道路の側溝からにおいがするとの内容でした。

スイスイ

下水道の普及が遅れている地域では、雑排水や浄化槽処理水を側溝へ放流したりしていたためこのような誤解があります。
本来、道路の側溝は雨水や散水などに使用した水を流す為のものです。下水道を整備すると家庭からの雑排水と汚水を流す管を敷設する為、道路側溝は本来の役割を担い、夏場の側溝からの嫌なにおいが減り、町内会などでよくおこなわれる側溝掃除の回数も減らせます。ただし、前記のような環境にするためには、皆さんが下水道へ接続する工事をおこなっていただかなくてはなりません。

市民の皆さんが下水道へ接続する工事のことを「排水設備工事」といいます。
この工事は私設桝を設置し、トイレ、浴室、台所などを私設桝を介して、市が皆さんの宅地内に設置した「公共汚水桝」へ接続するものです。工事は皆さんにおこなっていただくこととなります。

各家庭の排水設備工事の範囲

各家庭の排水設備工事の範囲
排水設備工事をおこなうと以下のとおりになります

  1. トイレを水洗化できるため衛生的になります。
  2. 水洗化することにより、蚊やハエなどの発生が減り嫌なにおいも無くなります。
  3. 浄化槽を設置するスペースが無い汲取りトイレの家庭も、水洗化することができるようになります。
  4. 単独処理や合併処理浄化槽が要らなくなります。
  5. 維持管理費や法定検査料がかかりません。
  6. 浄化槽を設置していた場所を有効利用できます。

 

排水設備工事は適正な設計、施工が必要となり、不適正な工事の場合は排水管が詰まったり、宅内へ臭気が逆流したりします。
この工事をおこなう工事業者のことを排水設備工事店といいますが、きちんとした資格者と工事をおこなうための機材を有しているか市で審査をおこない適合した排水設備業者のことを指定工事店といいます。

排水設備工事は市の指定工事店へ

排水設備工事をおこなう為の資格者と必要な機材を有している排水設備業者が約70社あります。工事をおこなっている人
むつ市排水設備指定工事店一覧(平成22年7月16日現在) [63KB pdfファイル] 

「PDFファイル」をご覧になる場合、ADOBE READERが必要です。
 ADOBE READERをインストールしていない場合は、

 こちらからダウンロードしてください。→アドビリーダーダウンロードアイコン

工事の依頼から完成まで

工事の申請や図面作成は指定工事店が本人に代行しておこないます。

工事の依頼から完成までは以下のような形になります。申請者

  1. 市の指定工事店へ工事見積もりをお願いします。
    見積もり金額は工事店によって異なりますので数社からの見積もりをもらってみると良いでしょう。
  2. 見積もり金額の納得できる工事店へ工事の依頼をします。
    見積もり金額に対する工事内容をきちんと確認しておきましょう。
  3. 工事店が工事申請書や工事図面を作成し市役所へ申請します。申請書の提出
    添付書類の内容により、申請者ご本人の自署や捺印が必要な場合があります。
  4. 申請書と申請図面の内容を係員が確認し、確認通知書を交付します。
  5. 確認通知書が交付されたら工事店は工事に取り掛かります。
  6. 工事終了後、工事店が工事完成届を市役所へ届出ます。
  7. 係員が工事現場で工事店立会いのもと検査をおこないます。
    検査は建物周りの私設桝や排水管の流れを確認しますので、お留守でも大丈夫です。
  8. 検査に合格すると検査結果通知書と検査済証が交付されます。

いろいろな制度がご利用できます

排水設備工事をおこなう市民の皆さんがご利用できる制度があります。

むつ市排水設備等工事資金貸付制度(全処理区利用可能)

貸付制度は、市が貸付契約をおこなった金融機関(ゆうちょ銀行を除く)をご利用いただくものです。
申請する際は、希望する金融機関名と支店名を記入していただきます。
工事資金の貸付には金融機関の審査もありますので、ご理解のうえ金融機関を決定してください。
市が申請者に対し、直接工事資金を貸付する制度ではありませんのでご注意ください。

  • 貸付対象資金
    むつ市の処理区域内において、排水設備工事をおこなおうとする者の工事に要する資金
  • 対象者
    • 市税及び下水道受益者負担(分担)金を滞納していない者
    • 償還能力を有する者
    • 上記に掲げた要件を備え市内に住所を有し、独立の生計を営む連帯保証人があること
    • 個人
    • 下水道供用開始から3年以内
    • 自己資金のみでは工事費を一時に負担することが困難である者
  • 貸付限度額
    • 汲取り便所を水洗便所へ改造する場合は、工事費55万円と便器(大または大小兼用便器)1個につき25万円(3個まで)
    • 既に水洗便所を使用している場合は、工事費45万円
  • 償還期間
    5年間の毎月均等償還(繰上の償還もできます)
  • 利息
    無利子(市が利息をお支払いします)
  • 利用可能金融機関(むつ、大畑、川内、脇野沢共通)
    青森銀行  みちのく銀行  青森県信用組合  青い森信用金庫  東北労働金庫  はまなす農業協同組合

貸付制度のご利用は、工事店への工事依頼の際にあわせてお願いしてください。

むつ市下水道排水設備工事費助成金交付制度(大畑処理区利用可能) 
  • 助成対象経費
    大畑区域内において下水道が供用開始された日から3年以内に汲取り便所を水洗便所に改造、または浄化槽を廃止し、汚水を公共下水道へ排出する為の排水設備を設置する工事に要する経費
  • 助成対象者
    • 個人
    • 下水道供用開始から3年以内
    • むつ市大畑町へ住所を有する者
    • 市税および受益者負担金を滞納していない者
    • 1建築物につき1回限り
    • むつ市排水設備等工事資金貸付制度を利用し決定を受けたものを除く
  • 助成金の額
    • 生活保護世帯以外
      汲取り便所を水洗便所へ改造する工事をともなう場合は、限度額を7万円として工事費の10%
      既に水洗便所を利用し改造工事をともなわない場合は、限度額を3万円として工事費の10%
    • 生活保護世帯
      汲取り便所を水洗便所へ改造する工事をともなう場合は、限度額70万円
      既に水洗便所を利用し改造工事をともなわない場合は、限度額30万円
      (ただし、70万円および30万円ともに生活保護法などによる補助金や助成金を加えた額)
むつ市地区集会所等下水道排水設備工事費助成金交付制度(大畑処理区利用可能)
  • 助成対象経費
    大畑区域内において地域住民団体が地区集会所等の汲取り便所を水洗便所に改造、または浄化槽を廃止し、汚水を公共下水道へ排出する為の排水設備を設置する工事に要する経費
  • 助成対象施設
    町内会館等地域住民団体がその活動の為に使用する目的をもって設置した施設で、かつ、当該団体が自主的に管理運営している施設
  • 助成金の額
    • 町内会館
      汲取り便所を水洗便所へ改造する工事をともなう場合は、限度額70万円
      既に水洗便所を利用し改造工事をともなわない場合は、限度額30万円
    • 町内会館以外
      汲取り便所を水洗便所へ改造する工事をともなう場合は、基本額7万円
      (ただし、大または大小兼用便器を設置するときは、1を超える個数ごとに1個あたり3万円を基本額に加算)
       既に水洗便所を利用し改造工事をともなわない場合は、3万円
むつ市生活扶助世帯水洗便所改造費補助金制度(川内処理区利用可能)
  • 補助対象者
    川内区域内の処理区域内に居住する生活扶助世帯のうち、その所有する建物の汲取り便所を水洗便所に改造(便所の改造にともない必要とされる既存の排水設備改造を含む)しようとする世帯
  • 補助金の額
    水洗便所改造費から当該工事にかかる生活保護による住宅扶助費ならびに当該工事にかかる他の補助金を控除した額と1汲取り口につき33万7千円とを比較し、いずれか少ない額