全国の原子力発電所からは1年間に900から1,000トン・ウランの使用済燃料が発生します。現在六ヶ所村で最終段階の試験が行われている再処理工場の処理能力は年間800トン・ウランですので、差し引きすると、1年間に100から200トン・ウランの使用済燃料を国内で貯蔵していく必要があります。

中間貯蔵施設は、貴重な資源である使用済燃料を再処理工場で処理するまでの間、一時的に貯蔵・管理するための重要な役目をもつ施設です。

また、中間貯蔵施設が建設されると、原子力発電所から再処理工場へ使用済燃料を運ぶ流れと、中間貯蔵施設を経由する2つの流れができるので、核燃料サイクル(原子燃料サイクル)事業全体に柔軟性を持たせることができます。

 

用語解説
トン・ウラン

ウランの重量を表す単位。原子力発電所では、ウランは2つの酸素原子と結びついた酸化物(二酸化ウラン)の状態で使用されているので、酸素原子分の重量を除いたウラン分の重量を示す際に使われる。