むつ市小学生スポーツ活動の指針について

 むつ市教育委員会では、平成30年1月に各関係者で構成する小学生スポーツ活動連絡協議会を創設し、小学生スポーツ活動の在り方について検討を重ね、平成30年3月に「むつ市小学生スポーツ活動の指針」を策定しました。

 「むつ市小学生スポーツ活動の指針」 [619KB pdfファイル]

むつ市小学生スポーツ活動の指針に関するQ&A

 1.むつ市小学生スポーツ活動の指針を策定した背景等について

むつ市小学生スポーツ活動の指針はどのようにして作られたのですか?

A.様々な立場の方々からの声をもとに、むつ市小学生スポーツ活動の現状と課題を把握し、持続可能で望ましいスポーツ活動の環境づくりを進めることが、指針作成の目的です。

 むつ市校長会、下北小学校校長会、下北地方中学校体育連盟、むつ市連合PTA、むつ市体育協会、むつ市スポーツ少年団本部、むつ市民生部市民スポーツ課の関係者で構成する「むつ市小学生スポーツ活動連絡協議会」を組織し、平成30年3月に指針が作成されました。

 なお、作成の際には、「日本スポーツ少年団ガイドブック」、「青森県スポーツ活動の指針」、「青森県児童スポーツ活動検討委員会『検討経過報告書』」等を参考にしています。

Q.むつ市小学生スポーツ活動連絡協議会は、どのような活動をしているのですか?

A.平成29年度は、むつ市小学生スポーツ活動の現状と課題を把握し、「むつ市小学生スポーツ活動の指針」を作成しました。

 平成30年度は、市内各小学校やその保護者に配付したアンケートをもとに、今後考えられる支援について検討し、第693回むつ市教育委員会で報告しました。これらをもとに、今後、むつ市としての段階的な支援を検討しています。

 また、事務局は年間を通じて学校等からの相談やご意見・ご質問を受け付けています。これまで学校の体育館の借用に伴う鍵の増設や、グラウンドの補修に関する要望を受け、学校と連携しながら対応してきました。

 平成30年度以降は、8月の定例会において小学生スポーツ活動の現状と課題を把握し、持続可能で望ましいスポーツ活動を推進するための連絡・調整を継続していきます。

2.スポーツ少年団等への移行について

Q.むつ市では、どうして小学校部活動からスポーツ少年団等への移行を進めることになったのですか?

A.急激に進んだ児童数の減少等により、これまで先生方や地域の方々の懸命な努力で続けられてきた部活動は、その運営が困難になり、学校だけでの解決が難しい状況になっています。

 そのため、むつ市長とむつ市教育委員会の教育委員で構成するむつ市総合教育会議において、平成28年11月に策定されたむつ市教育大綱には、次のように記されています。

「近年、市内の就学児童・生徒数の減少により、学校部活動において、子供たちがそれぞれ関心をもつスポーツができなくなるなどの状況がみられています。また、児童・生徒数の減少に加え、指導者の不在による教職員の負担も課題となっています。

 そこで、この課題解決に向けて、学校、体育協会や関係団体、スポーツ推進委員等と連携しながら、スポーツ少年団への移行や指導者バンクの創設等について、地域の実情を踏まえた上で検討を進め、専門的指導者の確保・養成、ジュニア競技者の育成・強化を図ります。」

 また、平成29年12月のむつ市校長会とむつ市教育委員会との合同会議において、むつ市校長会小学校部会から教育長へ「小学校運動部活動のスポーツ少年団等への移行について(お願い)」が提出されました。

 これらのことから、スポーツ少年団等への移行を通じて、持続可能で小学生の望ましいスポーツ活動の環境づくりを進めております。

Q.小学校部活動からスポーツ少年団等への移行は、全国的に進められているのですか?また、青森県内ではどうですか?

A.平成28年度の「全国体力・運動能力、運動習慣等調査(スポーツ庁)」によりますと、青森県は、小学校の運動部に入っていると答えた児童割合が全国で3番目に多い自治体です。このことは、スポーツ少年団等への移行がそれほど進んでいないことを示しています。

 青森県内では、平成27年度の調査によると、十和田市や三沢市を中心とする上北地区の約85%、弘前市を中心とする中南地区の約50%の小学校がスポーツ少年団へ移行しています。また、八戸市等でも移行を検討しています。

Q.スポーツ少年団等への移行について、どのように周知しているのですか?

A.平成30年4月から7月上旬に、「むつ市小学生スポーツ活動連絡協議会」の事務局が、市内全小学校に足を運び、参観日の全体会、スポーツ少年団移行に関する説明会、スポーツ少年団等の保護者代表会等で、むつ市スポーツ活動の指針の説明をいたしました。

 参観日にはPTA総会等が行われることが多いため、スポーツ少年団等への移行に関する背景を中心とした短時間での説明となりましたが、全保護者にアンケート用紙を配付し、要望等があれば学校に提出していただくようお願いしました。アンケート結果と段階的な支援については、3月中旬以降に全保護者に文書でお知らせする予定です。

 また、アンケート用紙には事務局の連絡先を記するとともに、質問や要望等がある場合は年間を通じて受け付けていることについてもお伝えしました。

 このQ&Aをホームページに掲載するなど、これからも周知に努めてまいります。 

Q.スポーツ少年団等に移行すると、学校の関わりはなくなるのですか?

A.むつ市小学生スポーツ活動の指針に記されているように、学校は、「スポーツ少年団への移行後も施設開放や管理面で積極的に協力すること」、「児童の人間関係や体調等について保護者や指導者と情報交換をすること」など、保護者や関係機関と連携します。このことは、むつ市校長会小学校部会でも共通理解されています。

Q.むつ市では、スポーツ少年団等への移行に際し、どのような支援を考えているのですか?

A.平成30年8月のむつ市小学生スポーツ活動連絡協議会において、各学校や保護者からのアンケートをもとに、「指導者の確保や資格取得の補助、運営体制づくり、施設・設備や練習場所、練習場所への移動、登録料(保険を含む)費用の補助等」について、どのような支援が可能なのか検討しました。小学校部活動もスポーツ少年団等も、あくまで希望者による活動であるため、基本的には受益者負担が原則的となります。

 しかし、小学生スポーツ活動の環境づくりを進めるため、むつ市では可能な支援を段階的に行なうことを計画しており、議会で予算が承認される3月中旬以降に、小学校の全保護者に文書でお知らせする予定です。

Q.スポーツ少年団等への移行により、望ましいスポーツ活動は実現できるのですか?

A.移行の有無に関わらず、これまで行われてきた小学校部活動にも、様々な課題がありました。例えば、あくまで勝利にこだわる場合とスポーツに親しむことを重視する場合の二極化等です。また、望むスポーツが所属する小学校にないという児童や、費用や時間等の都合で部活動に入ることができない児童もいたことと思います。

 さらに、児童数が減少しているだけでなく、部活動を希望する児童自体が年々減っている現状があります。むつ市の人口減少と高齢化により、指導者を探すことも難しくなっています。学校では職員の高齢化に加え、今後、児童数の減少に伴い職員数が減少していくことも確実視されています。

 スポーツ少年団等への移行は、これらの課題をすべて解決するものではありません。また、文部科学省の学習指導要領に定められた教育活動ではなく、あくまで希望者による活動ですので、過度な支援は理解を得ることが難しいと考えております。

 このような事実を踏まえつつ、むつ市として可能な支援を検討しながら、学校、保護者、関係団体等、地域が総ぐるみとなって望ましい小学生スポーツ活動の姿を一緒に考え、実現できるよう努めてまいりますので、ご理解とご協力をお願いいたします。

3.スポーツ少年団等の組織づくりについて

Q.スポーツ少年団をつくるには、どのようにしたらよいのですか?

A.公益財団法人日本スポーツ協会のホームページに、スポーツ少年団のページがあり、スポーツ少年団のつくり方が載せられています。
また、むつ市ホームページのスポーツ少年団新規登録・更新のご案内のページでもご覧になることができます。

Q.スポーツ少年団等をつくるときに、どのようなことに留意したらよいですか?

A.むつ市小学生スポーツ活動の指針に記されている次のことに、特にご留意ください。

  1. 「スポーツに親しみ、豊かな人間性を育む」という望ましいスポーツ活動が行われるよう共通理解を図ること。(安全、好ましい人間関係、成長期の児童に無理のない生活ができる活動等)
  2. 指導者だけでなく、運営者、保護者、学校、競技団体等、関係者が協力し合って進めること。
  3. 持続可能なスポーツ環境づくりを進めるために、一部の関係者に過大な負担がかかることのないよう、できるだけ多くの人が関わる体制にすること。
Q.指導者は、どのように探したらよいですか?

A.むつ市では、指導可能な方の情報提供ができるよう、むつ市スポーツ指導者バンクを創設しました。

 一方で、授業が終わり、スポーツ活動を開始できる時刻に指導できる方は多くないという実情があります。学校や保護者が求める条件に合う指導者を探すことは容易ではないため、移行に際しては、学校や保護者の協力が必要です。

 特に、児童の選手登録や大会への申込案内・引率等については、他の複数の運営者が担う体制にすることや、競技の成績等で指導者を批判したりすることがないよう関係者の良好な人間関係を築くことで、指導者を引き受ける際の物理的・心理的な負担を軽減することも大切です。
また、次のような支援をしている例もあります。

  1. 指導者が到着するまでの時間、放課後に学校で家庭学習を済ませられるように保護者が見守りをする。(家庭に帰ってからの児童の睡眠時間の確保等にもつながる。)
  2. 運営者や保護者が、練習開始時刻までに児童が用具の準備等をできるよう安全管理を行い、指導者が到着したらすぐに練習できるようにする。
Q.指導者には、どのような支援がありますか?

A.むつ市では、スポーツ少年団認定員養成講習会や各競技の指導者資格講習会に関する受講の補助をおこなっています。また、むつ市スポーツ少年団本部では、運営等に関する研修会もおこなっています。

Q.運営体制づくりは、どのようにしたらよいですか?

A.持続可能なスポーツ活動の環境づくりには、運営者の協働的・継続的な体制づくりが不可欠です。特に、「スポーツに親しみ、豊かな人間性を育む」というスポーツ活動本来の目的を共有し、一部の関係者に過大な負担がかからぬよう、できるだけ多くの人が関わる体制にすることが大切です。

 また、組織作りや選手登録、大会申込等については、これまで部活動を運営してきた小学校からノウハウやデータ等の提供を受けながら体制づくりを進めることができます。さらに、市民スポーツ課で運営等に関する研修会を開くことがありますので、その際はご活用ください。(平成30年3月に実施。開催の際は各スポーツ少年団等に案内が届きます。)

Q.指導者が見つからなかったり、運営組織ができなかったりした場合は、どうなるのですか?

A.スポーツ少年団等への移行は、急激に進んだ児童数の減少等により、部活動の継続的な運営が困難になり、学校だけでの解決が難しい状況になっているため、むつ市全体で取り組んでいるものです。

 ただし、移行や部活動の継続の有無(文化部を含む)は、学校や地域の実情に応じて学校が判断することになります。むつ市小学生スポーツ活動の指針では、例えば指導者が見つからない場合には継続できないといったような一律的な考えは示しておりません。

お問い合わせ先

  • むつ市スポーツ活動連絡協議会事務局(むつ市教育委員会学校教育課)  電話 0175-22-1111
  • むつ市民生部市民スポーツ課  電話 0175-22-1111