「映画監督川島雄三生誕100年シンポジウム」を開催しました
平成30年10月14日(日)に映画監督川島雄三生誕100年記念事業実行委員会主催による「映画監督川島雄三生誕100年シンポジウム」を下北文化会館大ホールで開催しました。
今年は春から生誕100年の事業を行ってきましたが、その集大成ともいえる今回のシンポジウムには市内外から250人の方々に参加していただきました。
第1部の基調講演では映画監督、脚本家であり日本映画大学学長の天願大介氏による「川島雄三が遺したもの」というタイトルで「川島雄三の映画は近い将来、欧州で評価されるであろう」という新たな川島評価を聞くことができました。
第2部のパネルディスカッションでは川島雄三監督の甥である川島晋一さんから監督の意外な素顔や、川島雄三ドキュメンタリー映像を制作した映画監督の保坂延彦氏からは川島監督作品に出演した人々へのインタビューをとおして川島監督の伝えたかったことや、宮下宗一郎むつ市長の川島作品の中で印象的な作品についてのお話しなど、あっという間に第2部が終わり、第3部の映画上映は「幕末太陽傳」を35mmフィルムでの上映で、DVDとは違う雰囲気を大ホールで満喫しました。当日は参加者全員に川島雄三バッジのプレゼントがあり、生誕100年のお祝いをたくさんの人々で分かち合いました。
参加していただいた皆さん、どうもありがとうございました。これを機にむつ市の川島雄三から、下北の川島雄三、青森県の映画監督川島雄三にしていきたいと思います。
「映画監督川島雄三生誕100年シンポジウム」
日時:平成30年10月14日(日曜日)
時間:13:00から17:15まで
場所:下北文化会館大ホール
第1部 13:10から 基調講演 天願 大介氏 「川島雄三が遺したもの」
第2部 14:00から パネルディスカッション 「川島雄三の魅力と魔力」
パネリスト
川島 晋一 氏(川島雄三の甥)
天願 大介 氏(映画監督・脚本家・日本映画大学学長)
保坂 延彦 氏(映画監督・元明治大学映画研究部)
宮下 宗一郎 氏(むつ市長)
コーディネーター
髙瀨 厚太郎 氏(映画監督川島雄三を偲ぶ会会長)
第3部 15:25から 映画上映会(35mmフィルム)
「幕末太陽傳」1957年(昭和32年)日活(110分)
