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市民生活部環境政策課
〒035-8686
青森県むつ市中央一丁目8-1
電話:0175-22-1111(代表)
環境衛生担当 内線:2451~2454
廃棄物対策担当 内線:2461~2464
川、湖沼、海の汚れの主な原因は、かつては、工場・事業場排水が優位を占めていましたが、排水規制の強化等によりその防止対策が進んだ今日では、私たちの日常生活から排出される生活排水の占める割合が大きくなっています。
トイレの排水については、法律上未処理のままでの放流が禁止されていますが、汚れの原因の多くの割合を占める生活雑排水は、下水道未整備地域において合併処理浄化槽がなければ、その多くが未処理のまま放流されています
一軒の家庭から流している汚れはわずかでも、これがまとまると川を汚す原因の一つとなり、川の汚れの6から8割を占めているところもあります。
台所からの排水がなぜこんなに汚れているのでしょうか。それは、私たちが食べたり、飲んだりしているものに、川の汚れの原因となる有機物がたくさん含まれているからです。
たとえば、しょう油大さじ1杯(15ミリリットル)を流した場合、魚が住めるような水(BODが5ミリリットル/リットル以下)にするためには、浴槽1.5杯分のきれいな水が必要です。
品名 | 浴槽換算 |
---|---|
使用済みてんぷら油(500ミリリットル) |
330杯 |
マヨネーズ(大さじ1杯 15ミリリットル) | 12杯 |
牛乳(200ミリリットル) |
10杯 |
米のとぎ汁(米3カップ分 2,400ミリリットル) |
5.6杯 |
味噌汁(一人前 200ミリリットル) | 4.7杯 |
ラーメンの汁(一人前 200ミリリットル) | 3.3杯 |
しょう油(大さじ1杯 15ミリリットル) | 1.5杯 |
川の汚れに占める生活排水の割合が高いということは、私たち一人ひとりの心がけで川や海などの水質の改善に大きな役割を果たすことができるということでもあります。
家庭のちょっとした心がけで川の汚れを減らすことができます。
調理の手順や残り物の利用などの工夫で汚水やゴミを少なくしましょう。作りすぎないよう人数に合わせて作りましょう。
調理くずや食べ残しなどの固形物は水切り袋や微細目ストレーナーなどを使って回収しましょう。回収したものはゴミとして出すか、肥料として土に返しましょう。
油やソース、カレーなどの汚れのひどい食器や鍋は古布などでふき取るか、ヘラでかき取ってから洗いましょう。
米のとぎ汁は、庭木や畑にまいたり食器洗いに使うなど工夫しましょう。
油こし器を利用して炒め物などに使いましょう。
石けん、シャンプー、リンスなどは適量使用しましょう。
洗剤・石けんなどは、リンを含まないものを使用し、決められた量を計って使いましょう。
お風呂の残り湯を洗たくやそうじ等に再利用しましょう。
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