消費者トラブル情報第25号『クレジットカード現金化をめぐるトラブルに注意!』
クレジットカードで現金化するとうたって、クレジットカードのショッピング枠で商品等を購入させ、それを業者が買い取ることで消費者に現金が渡るという買取屋による「クレジットカード現金化」の相談が近年増加しています。また、最近は消費者にキャッシュバック付商品をクレジットカード決済で購入させ、購入した商品とともに現金を渡すというキャッシュバック方式による手口も増えてきています。
事例1 膨大な手数料を取られたケース
現金が必要になり、「即日融資、担保・保証人不要、低収入でも融資する」との広告を見て店に行った。業者に「クレジットカードで買い物すれば買い取る」と言われ、業者と一緒にカー用品店へ行き、クレジットカードのショッピング枠の限度枠70万円分でカーナビゲーションを6台購入した。しかし、それらを業者には40万円でしか買い取ってもらえず、さらに限度額分の買い物をしたのでカードが使えなくなり困っている。買い取りに関する書面はもらっていない。

| 消費者 | 手にする現金:40万円 |
| 負担する債務:70万円 | |
| 業者 | 手にするもの:70万円相当のカーナビゲーション |
| 消費者へ渡すもの:40万円 |
この事例では消費者は40万円手にすると同時に70万円の支払いが残ります。一方、業者は40万円の出費があるものの70万円相当のカーナビゲーションを手にすることになります。
事例2 宝石店と称し現金化を行っているケース
「ショッピング枠で現金化」と看板のある宝石店に行った。店頭には宝石の陳列はなく、現金化の話をすると、クレジットカードを出すように求められ、クレジットカードで10万円分の決済をしたようだ。控えと7万5000円を渡され、カウンターの下から腕輪を出された。「これを7万5000円で買い取った」と言われた。不審に思うので解約したい。
| 消費者 | 手にする現金:7万5000円 |
| 負担する債務:10万円 | |
| 業者 | 儲け:2万5000円 |
この事例では消費者は7万5000円を入手できますが、10万円の支払いが残ってしまいます。
事例3 仕事登録料の支払いの際に利用してしまうケース
携帯電話のサイトでパチンコ関連内職募集を見て応募した。「仕事の登録料40万円を支払えば仕事がある」と言われ、契約をした。その支払いにお金がないことを伝えると、業者に買取屋を紹介されクレジットカード番号とカードの有効期限を教えた。買取屋が自分の名義を使って、インターネットでアクセサリー6個とOA機器を合わせて47万円で購入しクレジット決済をしたようだ。商品は渡されず、34万円が振り込まれた。仕事の契約をしていたが、仕事がなく、業者に返金して欲しい。
事例4 「キャッシュバックする」と、お得感ばかりをうたわれ利用したケース
クレジットカードを使い、「インターネットのショッピングモールで10万円のパワーストーンブレスレットを購入すれば、7万5000円のキャッシュバックをする」という説明を受け、ブレスレットも手に入り、さらにキャッシュバックも受けられるのでお得だと思い契約をした。商品と7万5000円を受領したが、この商品に値打ちがないと思われるため、商品を返品したい。現在任意整理中であり、クレジットカードの支払いをしなければならないが、現金は残り2万円しかなく返済できない。
| 消費者 | 手に入れる現金等:7万5000円+キャッシュバック付商品 |
| 負担する債務:10万円 | |
| 業者 | 儲け:約2万5000円 |
この事例の場合、消費者は現金を得ることを目的として業者からキャッシュバック付商品を10万円で購入します。消費者にはキャッシュバックとして7万5000円が手に入りますが、これと同時に10万円のカードの支払いが残ってしまいます。
事例5 キャンセルを申し出てトラブルになるケース
携帯電話のサイトで「クレジットカード現金化」という画面を見て申し込んだ。業者に4万円欲しいと伝えると、5万4000円のカード決済が必要だといわれ、カード番号やカードの有効期限等を教えた。その後、カードと身分証明書を写真メールで送れといわれ、怪しいと思った。条件が違うのでキャンセルしたいと伝えたら、罵倒されたので、こちらから電話を切った。翌日カード会社に確認をしたら、カード決済された形跡がある。
アドバイス
- 「クレジットカード現金化」はクレジットカード契約に違反する行為です。「クレジットカード現金化」を利用すると退会処分等になることがあり、退会処分になった場合には一度に利用金額を支払わなければならない等のおそれがあります。
- クレジットカード現金化業者は「安心」「安全」「合法」と広告でうたっている場合が多いですが、実際の現金化の取引はクレジットカード契約違反の大変危険な取引です。
- 相談事例を見ると、仕事を探しているときや融資を受けようとしているとき等、自分がクレジットカードのショッピング枠を現金化する意思を持っていなくても、巻き込まれるケースもあるため、内容を不審に感じたり、断り切れずに利用してしまったら、すぐに相談窓口に相談することが重要です。
- 借金の整理をしようとしてクレジットカードのショッピング枠を現金化する方法を選択する消費者も多く見られますが、消費生活センターや市町村に相談窓口がありますので、そちらに相談しましょう。
- 困った時は下記窓口にご相談ください。
相談窓口
青森県消費生活センターむつ相談室
〒035-0073
むつ市中央一丁目1-8 県むつ合同庁舎1階
TEL 0175-22-7051 FAX 0175-22-7078
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