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令和6年度一般施政方針

むつ市議会第259回定例会(令和6年2月19日)

 

 

 

 令和6年元日に発生した能登半島地震は、半島地域に甚大な被害をもたらし、多くの方々が避難を余儀なくされ、また、これからの暮らしのめどが立たない状況となっております。

お正月の家族団らんの時を、一瞬にして惨状に変え、電気、水道等のライフラインや道路、鉄道等のインフラ網は寸断、通信環境も不安定となり、まさに陸の孤島となりました。

特に道路の寸断は、半島が故に救助活動を遅らせ、避難者への支援やライフラインの復旧にも多大な影響をおよぼしました。

 被災された方々が、不安と悲しみの中、寒さに震え過ごしていることを考えますと、心中察するに余り有るものがあります。被災された皆様には心からお見舞いを申し上げます。

 また、災害復旧活動や被災者支援に御尽力されております関係者の皆様に心から敬意を表します。同じ半島に暮らす者として、改めて災害に強い道路の重要性を認識するとともに、強い危機感を募らせた感じたところであります。

 去る2月5日、青森県は、道路、河川、ダム等のインフラ施設の完成目標を発表しました。下北半島に暮らす私たちにとって悲願であります、下北半島縦貫道路の全線開通の目標年次が示されました。平成7年の着工から28年、長年にわたり早期完成を訴えてきましたものの、完成時期が示されず、また、工事の進捗は牛歩のごとく遅いものでしたが、ようやくゴールが見えてきたと感じております。

 下北半島の方々の命と暮らしを守る道路の1日も早い全線開通のため、今後も引き続き要望活動を続けてまいる所存であります。これまで様々な要望活動を推進していただいた多くの皆様方とともに、1本につながった下北半島縦貫道路を通る日を目に浮かべ、心を新たにした次第であります。

 

 さて、令和5年4月23日、第19代むつ市長に就任以来、市長としての1年目は前市長が描いた未来への設計図を基に新たなむつ市を築いていくとともに、私自身の公約の実現に向け、一心不乱に駆け抜けてきた1年でありました。

 市長就任後、初めての議会となりました令和5年5月12日開会のむつ市議会第165回臨時会におきましては、施政方針の中で、「常に市民の皆様の目線に立ち、市民の皆様と共に考え、市民の皆様からの御期待にしっかりお応えできるようにします。市民の皆様から頂きました貴重な御意見や想いに対しましては、スピード感をもってしっかりと形にしてまいります。」と決意を述べさせていただきました。

 その後、直ちに市民の皆様の御意見や御要望をお伺いするためにスマイルトークリレー「FLAT」をスタートさせ、これまで27回開催し、数多くの市民の皆様と対話を重ねてまいりました。さらに、地域のお祭りやイベント、そして、会合等、様々な場面で多くの市民の皆様とふれあい、市民の皆様の声を頂戴いたしました。

 令和6年度の予算案は、私が公約とした6つの約束をしっかりと前進、発展させることはもちろん、市民の皆様の声や想いを形にすること、それらを最大限予算に反映することを念頭に取り組みました。

 今定例会に提案いたします予算を一言で表すと「ヒトを想う。むつ市らしい やさしい予算」であります。そして、基本方針として、「子育てにやさしい、高齢者にあたたかい、家庭みんなが暮らしやすいまちにむけて」を掲げ、多くの新規事業を盛り込んだ予算としております。

 これらの基本方針を推し進めるため、4つのテーマを柱に編成いたしました。そのテーマごとに新規事業の主なものについて御説明いたします。

 

 まず、一つ目は「子育てにやさしい予算」であります。

 令和5年度から開始しました、保育施設おむつ無償化事業の対象児を0歳児から1歳児までに拡充し、子育て世帯の更なる負担軽減を図ります。

 次に、市内高等学校に通学する高校生のスクールバスの利用料金は、少子化等に伴う利用者の減少や物価高騰により、年々1人当たりの負担が重くなっていることから、おります。保護者の負担軽減を図るため、スクールバスの運行費用又は鉄道、渡船バスの利用者の定期券購入費用の一部を支援します。

 また、鉄道、路線バスの利用者についても定期券購入費用の2分の1相当額を支援いたします。

 次に、保育士の業務をサポートする保育補助者の雇用を支援し、保育士の業務負担を軽減することで、保育士の離職防止を図り、保育人材を確保するとともに、保育環境の充実を図ります。

 次に、こどもたちの笑顔のため、こどもの権利を守るとともに、こどもの権利が侵害された場合の救済を目的に相談体制を強化し、全てのこどもがその権利を保障され、健やかに成長できるまちづくりを推進いたします。

 

 2つ目は「高齢者にあたたかい予算」であります。

 スマートフォンを所持していない高齢者の皆様を対象に、スマートフォンの購入補助を行い、デジタル化に伴う利便性やサービスの向上等、誰ひとり取り残さないデジタル社会の恩恵を受けられる仕組みを構築し、デジタルデバイドの解消と行政事務の効率化を図ります。

 次に、高齢者の健康増進のため、老人憩いの家にエアコンを整備するとともに、新たなツールともなるeスポーツ機器を設置し、認知症予防をサポートします。また、シルバーアリーナの改修など、高齢者の集いの場の充実を図ります。

 次に、ごみ集積所までのごみ出しが困難な高齢者や障がい者世帯の皆様の御自宅に伺いごみを収集することで、在宅生活を維持できるよう支援し、福祉の向上を図ります。

 次に、人は、80歳までに日本人の約3人に1人が帯状疱疹を発症すると言われています。帯状疱疹は、水ぶくれや刺すような痛みが発生し、皮膚症状が治まったあとも人によっては痛みが数か月から数年続くことがあります。発症を抑えるため、帯状疱疹ワクチンの接種費用を助成し、発症者の減少を図ります。

 

 3つ目は、「明日のむつ市を育てる予算」であります。

 こどもまんなかICT学習環境事業として、小中学校に電子黒板やAIドリルを導入し、授業の効率化、質の向上を図ります。また、学校に通うことができない児童生徒に学びの機会を保障するため、メタバース空間を活用したメタバース教育相談室を開設し、新たな学びの場を提供します。

 次に、小中学校の教育内容の多様化、授業の質の向上を図るため、教員免許の有無を問わず、高い専門性を有する地域人材を活用し、専門的な教育指導や技術指導を行うむつ市特別非常勤講師を配置いたします。

 

 4つ目は、「活力あふれるむつ市を創る予算」であります。

 農業の労働環境を改善し、生産性の向上を図るため、環境制御装置を備えた栽培施設等の設置や先端技術を活用した農業設備等の導入、また、施設の設置に伴う新規の雇用に対して助成措置を講ずることにより、スマート農業を推進し、担い手の確保や地域農業の活性化を目指します。

 次に、林業や水産業に知見のある職員を採用し、各種施策に的確に対応するとともに、畜産業や水産業に従事し、物価高騰などの影響を受けている方々を助成し、経営の安定化を図ります。

 次に、むつ市においてもバスやタクシーの運転手が不足しており、市民の足に大きなへの影響が出ていおります。この運転手不足の解消に向け、市内を運行するバス・タクシー事業者に対し、運転手確保のために必要な従業員の二種免許取得に係る経費の一部を補助し、市内公共交通の確保及び維持を図ります。

 

 以上が、「ヒトを想う。むつ市らしい やさしい予算」の概要であります。

市民の皆様の暮らしを守り、みんなが笑顔で過ごせるまちを創ることが私の責務であります。

  「苟日新 日日新 又日新」 まことに日に新たに、日々新たに、また日に新たなり。中国の古典『大学』の一節です。中国史最古の殷王朝(いんおうちょう)の創設者である湯王(とうおう)は、毎朝顔を洗う青銅製の水盤にこの言葉を刻み込んで、自分を奮い立たせていたと言われています。日々新しいことに挑戦し、日々新しい発見を求め、日々成長できるように努力しなければならないと、毎朝、自戒した言葉です。成長するためには夢をもつことが大切です。夢は言葉にすることで具体的な目標になり、目標は言葉で多くの人に届けることで決意になります。そして、夢の実現に向けて努力を続けることが何よりも大切です。

 

  子育てにやさしい、高齢者にあたたかい、家族みんなが暮らしやすいまちを目指して、日々、新たに、自分自身を奮い立たせ、全身全霊を捧げ取り組んでまいる所存であります。

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