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令和5年度一般施政方針

はじめに

 

 

 第19代むつ市長に就任いたしました、山本知也でございます。
 私は17年前の4月、むつ市役所に採用されました。
 むつ市職員として、市民の皆様から親しまれ、信頼される市役所を実現するため、12年8か月、その職務を通じて自らの能力を高め、市民の皆様から信頼される職員を目指してまいりました。杉山肅市長の下で採用され、宮下順一郎市長の下では、青森県庁にも出向させていただきました。
 そして9年前、むつ市の6人目の市長に就任したのが宮下宗一郎前市長であります。「発信力、リーダーシップ、そしてスピード感」リーダーとしての資質、全てを宮下宗一郎前市長から学びました。
 つい4年前まで、むつ市職員としての立場でむつ市発展のために尽力してまいりましたが、宮下宗一郎前市長の辞職を受け、4月23日に執行されたむつ市長選挙において、2万204名の方から御支持をいただき、市政運営を担わせていただくことになりました。改めて、その責任の重さを感じ、これからの4年間、議員の皆様と協力し合い、対話を重ねながら、常に市民の皆様の目線に立ち、市民の皆様と共に考え、市民の皆様からの御期待にしっかりお応えできるよう決意を新たにするとともに、宮下前市長が築き上げられたむつ市政をしっかりと引き継ぎ、全力を傾注して、更なる飛躍につなげていかなければならないと実感しております。
 市民の皆様から頂きました貴重な御意見や想いに対しましては、スピード感をもってしっかりと形にしてまいります。

 私がむつ市長選挙に立候補した原動力は、すべての子どもたちの笑顔のために本気で地域のことを思い、地域をなんとかしたい。その強い想いでありました。
地域の未来を担う子どもたちの笑顔、子どもたちの成長は高齢者政策の支えになると考えております。
 むつ市に生まれた子どもたちに、「このまちで生まれてよかった。」 むつ市で学び、育った若者たちが、「夢を叶えられてよかった。」むつ市で暮らす全ての皆様に、「このまちで暮らせてよかった。」そう言っていただけるように、むつ市の未来に希望をつないでいく所存でございます。
 宮下前市長は、退任にあたり未来への設計図を描きました。私は、その設計図を引き継ぎ、むつ市の明るい未来を形にするため、市民の皆様に6つの約束を申し上げました。私の政策となる市民の皆様への約束について、議員の皆様、そして市民の皆様にお伝えいたします。

 まず、1つ目は、子どもの笑顔をつなぐため、子どもたちの成長と教育への徹底投資を推進します。地域みんなで子どもたちの成長を支え、個性を尊重した教育支援によって、未来への投資を推進し、未来をつなぐ子どもたちの子育てと教育を充実してまいります。

 2つ目は、暮らしと経済をつなぐため、物価高騰対策、地域企業振興、そして、雇用環境の整備を推進します。市民の皆様のくらしを守るため、早速、「プレミアム付商品券事業」として、本臨時会に補正予算として上程させていただきました。低所得世帯への支援、子育て世帯への支援、そして、全市民の皆様への支援を図り、消費喚起により市内経済を活性化させてまいります。

 3つ目は、地域の安全をつなぐため、地域ぐるみの防災・減災で、災害に強いまちづくりを推進します。消防団や自主防災組織をはじめ防災士の育成などによる地域防災力の強化とともに、デジタル防災センターの整備を進め、迅速な災害情報の収集・共有により、災害対応をより一層強化してまいります。
  また、下北半島縦貫道路の早期整備、そして、国道279号風間浦バイパス、国道338号大湊バイパスなどのインフラ整備を加速し、物流や医療体制の確保、観光等への効果の早期発揮を目指してまいります。

 4つ目は、高齢者の幸せをつなぐため、年を重ねることを喜べる福祉と医療のまちづくりを推進します。むつ総合病院の新病棟建設をはじめとする保健医療体制の強化、また高齢者の皆様が、いつまでも健康で元気に暮らせるよう、体を動かし、集える場の整備を進めてまいります。

 5つ目は、デジタルとひとをつなぐため、ひとと地域と行政サービスをつなぐスマートシティの整備を推進します。DXの推進による行政サービスのオンライン化を推進し、庁内業務の効率化と、市民の皆様の利便性を向上させてまいります。

 6つ目は、みなさまの想いをつなぐため、みんなでまちをつくる協働・市民参加を推進します。まちづくりの主役は市民の皆様であります。皆様と直接対話し、皆様と共に未来を描いてまいります。そして、官民共創・協働の推進を図り一緒に「新しい価値」を生み出してまいります。川内、大畑、脇野沢地域は少子高齢化とともに人口減少が著しく進んでおります。人口減少が進む中において、各地域の特性をいかして地域活性化を図っていくことが重要であります。地域の文化を継承し、住み慣れたまちでいつまでも安心して暮らせるよう、地域を守ってまいります。

 以上6つの約束をこれから4年間の施政方針として、政策の実現に向けて取り組んでまいります。実現までには時間のかかるものもありますが、出来ることはすぐに実行に移してまいります。

 最後に、平安時代の教訓書『実語教』に「山高きが故に貴からず、樹有るを以て貴しと為す」という言葉があります。山に価値があるのは高いからではなく、木があるから山としての価値があるという意味です。 私は、「山」を「市長」に当てはめ、市長という役職や肩書き自体に価値があるのではなく、「木」になぞらえるのは、市民の皆様に喜んでいただける「政策」であり、この「政策」を考え、実行し、育てていくことが大切であり、そこに市政を担う責任者としての価値があると考えています。常に市民の皆様の目線に立ち、市民の皆様と共に考え、市政への情熱と新たな課題へ積極果敢にチャレンジする姿勢で、私を育んでくれた、この大好きな『むつ市』を更に発展させ、未来に、希望をつないでいくため、全身全霊をもって取り組んでまいります。

 市民の皆様、そして議員の皆様に一層の御理解と御支援を心からお願い申し上げ、所信の一端とさせていただきます。
 よろしくお願いいたします。

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